おたふく風邪が原因の難聴も予防接種で防げる!

小学生のとき、おたふく風邪にかかったときのぷっくりと顔が膨らんだ写真はとても可愛くてお気に入りの一枚だ。このときは顔が腫れるだけで済んでよかったものの、それだけでは済まないこともある。おたふく風邪がきっかけで難聴になることがあるのだ。

日本医師会のプレスリリース「日本耳鼻咽喉科学会の調査を踏まえたおたふく風邪ワクチンの普及について」によれば、2015年から2016年にかけて少なくとも348人がムンプス難聴と診断され、約8割に高度あるいは重度の難聴が残ったことが判明したらしい。

片側難聴では身体障害者手帳は発行されない。しかし、日常生活で困る場面は大いにある。私自身、片側の耳は完全失聴だ。正面あるいは難聴側からなら不完全ながら聞こえるわけで言われていることの予測はつく。聾側から話しかけられたらもうお手上げ。会社での会議ではうっかり座る席を間違えると普段の倍くらい頭を回転させることになる。耳が2つあるのにはそれなりの理由があるはずで、この問題を軽視するべきではない。「ムンプス難聴にかかった方および子どもたちの保護者からのメール」では当事者の悲痛なメッセージを知ることができる。

ひとたび難聴になれば現在の医学では治すことはできない。再生医療が脚光を浴びているとはいえ、当分の間はこの常識が覆ることはなさそうだ。しかし、ムンプス難聴は、風疹難聴と同じように、ワクチンで防ぐことができる。ワクチン定期接種化で苦しむ親子を減らしてほしいと切に願っている。

ワクチンは大人になってから打つこともできる。私自身、一度罹患したのにもかかわらず抗体価が下がっていて予防接種が必要と判定された。男性の場合は睾丸炎で涙が出るほどの痛みを感じることもあるということなので、ぜひ予防接種を検討してみてほしい。

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