風疹のこと

へその緒を用いた新たなCRS診断手法が確立するかも?

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メリークリスマス!(あと1時間もありませんが) 今年は数日早いサンタさんのプレゼントが届きました。

気になるプレゼントの中身は……、国立成育医療研究センターによる「臍帯由来のRNAから風疹ウイルスの遺伝子型を決定することに成功」というプレスリリースです(『臍帯由来の RNA から風疹ウイルスの遺伝子型を決定することに成功 小児慢性特定疾患事業における研究の推進と医療の質の向上に期待』日本の研究.com)。このニュースはNHKで報道されて、31年前のへその緒からも遺伝子が検出されたということに「おおっ!」となった方も数多くいらっしゃるようでした(『へその緒から風疹ウイルス遺伝子検出』NHK)。

生まれた赤ちゃんをCRSと診断するには、お母さんのお腹の中で感染したということが証明されなければなりません。出生後に感染したという可能性を除外する必要があるので、生後1年以上経過してしまうと母子感染かどうかの証明が困難になるという問題が指摘されていました。

今回発表された出生後のへその緒を用いた診断手法により、生後長期間経過している場合でもCRS診断が可能になるかもしれないということです。また、来年1月からは「小児慢性特定疾病医療費助成制度」の対象にもなるため、原因不明の難聴などが風疹であるということが分かった場合には医療費助成を受けることにもつながると期待されています。

大人でも難聴の原因が分かることで「子供に難聴が遺伝するのでは?」という不安を軽減できる場合があるかもしれないですね。逆に知ることによって新たな心理的な問題を生むこともあるでしょうが、自分の障害と向き合う機会を提供することにつながるのではないかと思います。

年末年始には、家族の将来、そして未来の命のことを考える人も多いはず。そのときには風しん(MR)ワクチンで未来の命が守れることも思い出してくれると嬉しいです。実家に母子手帳があったら風疹をはじめとしたワクチンの接種歴や罹患歴をチェックしてみてください。抗体検査に行ってみようかな、ワクチンを打ってみようかな、と思われた方は、多くの自治体で助成の期限が来年の3月31日までとなっているので年が明けたらすぐに行動を開始してくださいね。

昨年の秋に風疹のことをツイートして以来、今年はたくさんの方々との出会いを得ることができました。来年は夢へと向かって頑張る一年にしたいと思います。ではみなさんよいお年を!

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