ロート製薬が全従業員対象に風疹ワクチン接種を無料化。

今回の風しん大流行を受けて思い切った対策に取り組む企業も出始めました。ロート製薬から『ロート製薬が全従業員約1,700名を対象に風疹ワクチンの予防接種を無料化』というプレスリリースが出ました。

風疹ワクチン予防接種無料化および集団予防接種の概要

  • 実施拠点:本社(大阪)、グランフロント大阪オフィス、東京支社、上野テクノセンター、ロートリサーチビレッジ京都
  • 対象:当社に勤務する従業員のうち、予防接種を希望する者(派遣社員を含む)
  • 実施時期:2018年10月より各拠点にて順次
  • 使用ワクチン:風疹・麻疹混合ワクチン(MRワクチン)

※集団予防接種に参加できない社員は、外部機関にて予防接種を受け、その費用を全額補助します

とてもすばらしいです。今、このタイミングで風しん対策に取り組むことには大きなインパクトがあります。NHKなどをはじめとした報道各社がロート製薬の取り組みを報道しました。ロート製薬の社員の皆様にこの素晴らしい制度を利用していただけることを願っています。

大手企業だけでなく小規模な事業所でも風しん予防に取り組んでくださっているところがあります。『5人に1人は免疫がない 風疹患者の多くは「予防接種空白期」の30代から50代の男性 (1/2) 』でも岐阜県のウラタ薬局の取り組みを紹介しています。

こうした対策は、「大企業だからできるんだろう」と考える人もいるかもしれないが、「小規模だからこそ、制度化しなくても簡単にできます」というのは岐阜県関市などで3店舗展開するウラタ薬局取締役の浦田悠宇(ゆう)さん(35)だ。22人の社員、パート社員が風疹やインフルエンザなどの予防接種を受けてきたら、領収書を会社に提出すれば全額助成。勤務時間中に抜けて接種に行くのも認められている。

小規模な事業所だからこそ、小回りが利くメリットがあります。漫画「コウノドリ」に出ていた架空の会社も従業員数が数十人で社長の決断でワクチン接種を行っていました。

抗体検査や予防接種の費用は決して安いものではありません。ロート製薬のように、社員全員を対象とするとななれば多額の費用がかかります。まずは自治体の助成を利用することを呼びかけてみてはいかがでしょうか。予防接種のための中抜けを認めるなど他にもできることはあります。

自治体の抗体検査や予防接種の助成制度は現在のところ妊娠希望の女性とパートナーを対象にしている地域が多いのですが、対象を拡大する自治体もあるので要チェックです。足立区では11月から対象者を19歳以上の全住民へと拡大するという思い切った対策をはじめました。『風しんのまん延予防目的の予防接種費用の助成』によると条件は下記の通りで、抗体検査も19歳以上の全住民が受けることができます。

風しんの予防接種を希望する接種日現在足立区に住民登録のある19歳以上の方で、抗体検査の結果、抗体価が低い方。(抗体価が32未満<HI法>、または、8未満<EIA法>)

※風しんの流行に伴い、30年11月1日から上記のように対象者を拡大いたします。30年10月31日までは、従来通り妊娠を希望・予定している19歳以上49歳以下の女性に限らせていただきます。

自治体ができること、企業ができること、そして個人ができること、それぞれができることを少しずつ進めていけば、風しんの流行はなくせると思います。過去の大流行では都内だけで万単位の患者がでていたのが、2013年は全国で1万5,000人です。あともう少しで風しんの流行をなくすことができます。風しんゼロを目指して、できることを着実にすすめていきましょう!

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