風疹で奪われた命

2013年風疹大流行の実態が徐々に明らかになってきています。

風疹による障害で7人死亡』(NHK生活情報ブログ)というニュースがありました。

45人中少なくとも7人が生後5ヶ月までに死亡、つまり2013年の大流行で産まれたCRSの子たちの3分の1がもうこの世にいません。

過去の流行で一人のCRSの背後に約60倍の中絶や流産があったという推計もあります(『感染源にならないために風疹ワクチン接種を』日経ウーマン)。生まれてこれなかった子供達を含めると、いったい何人の命が奪われたのでしょうか?1万人規模でこのような結果が出たということは、過去の流行でも多くの命が奪われていたはずです。

疾患については報告のあった21人のうち難聴が16人、心疾患が15人、白内障が4人、その他に肝機能障害や精神発達遅滞とのことで、これに関しては重複のパターンや病気の程度によってQOLが大きく異なるので、重度の子から軽度の子まで個々の差が大きいのではないかと思います。大きくなってから新たな病気が見つかったり、病気の程度が変わったりすることがあり、長期にわたるフォローアップが必要です。また病気や障害が今後の社会生活にどれだけの影響を及ぼすかということについても今後明らかになってくると思います。

先天性風疹症候群の発生は風疹の流行を起こさないことでゼロにすることができます。流行を食い止めるには集団で風疹への免疫をつける必要があります。ワクチン接種を受けていない世代の方は接種をご検討ください。また「風疹のワクチンを打とうよ」とツイートするだけでもかまわないので周囲に予防接種を受けるように呼びかけてください。

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